どちらにもメリットとデメリットがあるよ。
そうなんだ。それぞれのメリット・デメリットを詳しく教えてほしいな!
技術書について調べると、「電子書籍がおすすめ!」「紙の書籍がおすすめ!」と、どちらの意見も出てきて混乱してしまいますよね。
本記事では、技術書における電子書籍と紙の書籍のメリット・デメリットをまとめました。
どちらを購入すべきか、決定する際の参考にしてみてください。
技術書に電子書籍を使うメリット
技術書に電子書籍を使うメリットは主に次の5つです。
- 何冊でも持ち歩いて使える
- すぐに購入できる
- 劣化しない
- 検索機能がある
- パソコンから目線を外さずに使える
1点ずつ詳しく説明します。
何冊でも持ち歩いて使える
紙の技術書は分厚くて重いものが多いです。
1冊だけならまだしも、複数の技術書を持ち運ぶのはかなり大変です。
その一方で、電子書籍の技術書ではスマートフォンやタブレットさえあれば何冊でも簡単に持ち運べます。
端末内の書籍を全て持ち運べるので、「家に置いてきてしまった」「会社においてきてしまった」などのトラブルを避けることも可能です。
また、電子書籍はサッと開いてサッと閉じられるので、移動中やちょっとした待ち時間でも場所を選ばずに読むことができます。暗い場所やお風呂場でも気軽に読めるでしょう。
このように、場所を選ばずに持ち運んで使えるのは電子書籍が持つ最大のメリットです。
すぐに購入できる
紙の技術書を手に入れるには、本屋に足を運ぶか、ネットで購入し郵送してもらう必要があります。
そのため、読みたいタイミングですぐに読み始めることができません。
それに対して電子書籍は、いつでもどこでも技術書を購入でき、読みたいタイミングですぐに技術書を読み始められます。欲しい本が在庫切れすることもありません。
モチベーションが高いときに購入できるため、学習効率が上がるでしょう。
劣化しない
電子書籍は、汚れたり破れたりするリスクがありません。
大切な技術書をキレイな状態で所有しつづけられます。
学習のモチベーションを高く保つための大きなメリットと言えるでしょう。
検索機能がある
電子書籍の多くには検索機能がついており、キーワードを検索するだけで該当のページを開けます。
調べたい内容が明確な場合にはとても便利です。
技術書を辞書のように活用したい方は、このメリットを感じることが多いでしょう。
パソコンから目線を外さずに使える
電子書籍はパソコンで読めます。そのため、パソコン上で学習を進めながら技術書を確認することができます。
技術書で学んだことをすぐに実践できるため学習効率が上がるでしょう。
技術書に電子書籍を使うデメリット
技術書に電子書籍を使うと、以下のようなデメリットがあります。
- 売ることができない
- 充電が切れたら使えない
- 流し読みがしづらい
1点ずつ詳しく解説します。
売ることができない
電子書籍は売ることができません。使わなくなった技術書は、端末から削除するだけになります。
中古本を売ってお得に技術書を使いたい方からするとデメリットに感じられるでしょう。
ただし、一般的な技術書は高額で売れるわけではないので、そこまで大きなデメリットにはなり得ません。
充電が切れたら使えない
電子書籍の場合、カフェや図書館などの出先で勉強している最中に充電が切れてしまう可能性があります。
当然ですが、電子書籍は充電が切れたら使えません。
外出先で長時間の利用を予定している方は、充電できる場所を探す手間がかかってしまいます。
流し読みがしづらい
電子書籍はパラパラとめくれないので、流し読みがしづらいです。
全体の内容を大まかに把握したり、理解しているページのみを読み飛ばしたりすることが紙の書籍に比べると難しいです。
1ページずつめくって読むことになるので、煩わしさを感じる方もいるでしょう。
技術書に紙の書籍を使うメリット
技術書に紙の書籍を用いると、以下のようなメリットを享受できます。
- 学習の進捗を把握しやすい
- 使わなくなった書籍は売れる
- 充電を気にしなくて良い
- ページの行き来がしやすい
- 満足度が高い
それぞれ詳細を説明します。
学習の進捗を把握しやすい
紙の書籍は電子書籍よりも学習の進捗を把握しやすいです。
読み進めたページに印を付けておけば、パッと見てどれくらいまで読み進めたかが分かるからです。
また、理解できなかったページに付箋を貼ると、書籍全体に対する理解度も体感で把握できます。
このように、学習状況が分かるとモチベーションが湧きやすくなります。
紙の書籍の大きなメリットと言えるでしょう。
使わなくなった書籍は売れる
紙の書籍は電子書籍とは違い、使わなくなったら売れます。
希少価値の高い技術書は紙で購入する方がお得でしょう。
ただし、一般的に出回っている技術書は高く売れる見込みが薄いため、販売の手間や手数料を考慮するとそこまでメリットは大きくありません。
むしろ、電子書籍の方が元値が安くお得なことがあるので、どちらがお得かを見分けることが大切です。
充電を気にしなくて良い
紙の技術書に充電切れはありません。
充電の残量を気にせずに読めるので、集中して勉強できます。
「充電が少ないから止めておこう」と勉強をためらうこともありません。
ページの行き来がしやすい
紙の技術書はページの行き来がしやすいです。
読み進めている最中に、「あれ、さっきのページではどんな説明だったっけ?」となってもすぐに戻れます。
電子書籍はパラパラとめくれずページの行き来がしづらいため、紙の書籍ならではのメリットと言えます。
満足度が高い
紙の書籍は、手元に実物を持っていたり、本棚に並べたりするだけで満足感を得られます。
購入した本をずらっと並べると、これまでの学習量を実感できるでしょう。
実物を手に取ることでモチベーションが上がる方は、紙の技術書を使う方がメリットが大きいかもしれません。
技術書に紙の書籍を使うデメリット
技術書に紙の書籍を使うデメリットは主に次の3点です。
- スペースが必要
- 持ち歩きづらい
- 紛失する可能性がある
順番に詳しく説明します。
スペースが必要
紙の技術書を使いながら実践的に学習を行う場合、机の上にパソコンと本を置くスペースが必要になります。
また、読みたいページを開いたままの状態に固定しておくのが難しく、勉強の妨げとなります。
パソコン1つで完結する電子書籍に比べると不便だと言えるでしょう。
持ち歩きづらい
紙の技術書は分厚くて重いものが多く、持ち歩きづらいです。
移動中やちょっとしたスキマ時間で読み進めるのにも向いていません。
色々な場所に持ち運んでいると、どこにあるかが分からなくなることもあります。
勉強場所を固定している方には無問題ですが、それ以外の方にとってはデメリットが大きいでしょう。
紛失する可能性がある
紙の技術書は紛失する可能性があります。
さまざまな種類の技術書を、さまざまな場所に持ち運んで使うからです。
どの書籍をどこに置いたかが分からなくなることは少なくないでしょう。
失くさないためには入念な管理が必要になります。
電子書籍よりも管理に手間がかかる点はデメリットと言えます。
技術書の購入におすすめの電子書籍ストア
技術書の購入におすすめの電子書籍ストアは以下の3店です。
ストア名 | 特徴 |
---|---|
BookLive! | appストアの評価が全電子書籍ストアの中でNo.1 毎日50%オフクーポンが当たるガチャを引けてお得 |
SEshop | 翔泳社が運営するIT技術書・ビジネス書・資格書を主に取り扱う電子書籍ストア 不定期で50%還元キャンペーンを実施 |
O’Reilly Japan Ebook Store | PDF・EPUB・MOBI形式の全てに対応 Dropboxと連携して利用可能 |
どれも登録は無料なので、一度すべて登録して気に入ったストアを使うと良いでしょう。
まとめ
技術書に電子書籍が向いているか紙の書籍が向いているかは、学習の目的によって異なります。
本ページで紹介したメリット・デメリットを理解したうえで、あなたに合う方を利用してみてください。
本記事が、電子書籍の技術書について知りたい方の参考になれば幸いです。
技術書を買いたいけど、電子書籍と紙の書籍のどっちが良いんだろう?