【ネタバレ注意】「薬屋のひとりごと」のあらすじや人気な理由とは?

『薬屋のひとりごと』を読み始めたんだけど、先が気になりすぎて我慢できないよ。どうしよう?

じゃあ、ネタバレ有りのあらすじを読むといいね。読んできた部分のおさらいもできるから、より楽しくなるよ。

そうか、あえて知っておくことで楽しみが増すって考え方もあるんだね!

今や知る人ぞ知る作品から、誰もが知っている作品になりつつある人気シリーズ、それが「薬屋のひとりごと」です。

今回は、「薬屋のひとりごと」にまだ触れていない方、読み始めたけど先が気になって仕方がない方、また、しっかり読んだけど改めてストーリーの全体像を知りたい方へ向けて、以下について解説します。

  • 「薬屋のひとりごと」のストーリー
  • アニメ化していないのに人気がある理由
  • 「薬屋のひとりごと」のあらすじ

「薬屋のひとりごと」はどういった流れでストーリーが進んでいくのかチェックしてみてください。

注目の「薬屋のひとりごと」はどんなストーリー?

とある大陸の中央にある大国。花街で薬師をしていた主人公の猫猫(マオマオ)は、わけあって後宮で下女になっていました。

誰もが羨む美形の宦官である壬氏(ジンシ)は、そんな猫猫を便利な駒として利用しようと考えますが、猫猫は薬と毒の生み出す謎にしか興味がありません。

壬氏は猫猫に厄介事を押し付けながらも、次第に彼女に興味を持ち始めました。後宮で働く薬師の娘と美しき宦官が織りなす、ミステリーとラブコメディの折り重なったストーリーです。

アニメ化していないのに人気がある理由とは

「薬屋のひとりごと」は2020年12月現在でアニメ化もされていない作品ですが、シリーズ累計での発行部数は1,150万部を突破した大ヒットタイトルです。

これほどに「薬屋のひとりごと」がファンを惹きつけた理由は、特に「賢い主人公による専門知識を活かした謎解き」「中性的な美貌を持った宦官とのラブコメディ」の2点だと考えられます。

主人公の猫猫は少女ながら「薬師」であり、専門的な知識を有したスペシャリストです。そんな彼女が持ち前の技能を活かして謎解きをしていく様は、読者に強い説得力を与え、魅力を感じさせました。

また、壬氏は作中で「天女」とまで称される中性的な魅力を持った宦官です。しかし、主人公の猫猫はそんな壬氏になびかないため、壬氏はかえって猫猫に興味をかき立てられるという構図が、「薬屋のひとりごと」の人気の秘訣といえるでしょう。

「薬屋のひとりごと」のあらすじを紹介します

ここからは、「薬屋のひとりごと」の各巻のあらすじを紹介します。2020年12月現在で第9巻まで進んでいるストーリーはどのように展開していくのか、ネタバレ有りでわかりやすく解説していきましょう。

1巻:主人公「猫猫」と宦官「壬氏」の出会い

主人公の猫猫は後宮で働いていますが、帝の御子たちの多くが短命である点に興味を持って調査します。薬師としての経験から、猫猫は短命の原因が化粧するための白粉に使われていた鉛の毒だと気づき、二人の妃と一人の御子の命を救いました。

この動きに興味を抱いたのが、美貌の宦官たる壬氏でした。

壬氏は猫猫を無事に生き残った妃の毒見役に任命します。かくて始まる事件に対し、薬師としての経験が活きる推理の日々。壬氏は知性と個性が豊かな猫猫に対し、より興味を強くしていきます。

一方、猫猫の本質は薬屋です。生きる気力を失いかけている妃を助ける時の言葉に、それがよく表れています。

2巻:「壬氏」に付きまとう武官「羅漢」の登場

さる事件の余波によって、後宮を解雇されてしまった猫猫。しかし、猫猫はすぐに壬氏の直属の下女として働くことになりました。外廷で起きる奇妙な事件を解決する猫猫のもとに、一人の男が現れます。

武官(軍人)の羅漢です。その奇抜な言動ゆえに、変人軍師とさえ呼ばれていた羅漢は、猫猫の実の父親でした。猫猫は羅漢と花街の妓女の間にできた娘です。事情が重なり、羅漢は猫猫にも、その母親にも会えない立場になってしまっていました。

やがて、羅漢は猫猫の母が生きていると知り、身請けを決意します。羅漢は、猫猫を愛しているように、猫猫の母のことも心から愛していました。羅漢という男の悲哀と、愛と、ほのかな和解が描かれているのがこの巻の見どころといえます。

3巻:命を狙われる「壬氏」とともに北の避暑地へと同行する「猫猫」

2巻に起きた事件のころから命を狙われていた壬氏ですが、その周囲を取り巻く事情が加速していきます。壬氏にまつわる事件を解くごとに明らかになってくる、「単なる宦官の枠を超えて扱われる壬氏の異様さ」に、聡明な猫猫は気づかざるを得ません。

そんな中、猫猫は北の避暑地へと同行することになりました。さらなる事件を乗り越える中で、なんと「壬氏は宦官ではなく、真の男性」だと判明します。しかも、単なる男性という事実の向こう側に、恐ろしい真実が眠っているのでした。

4巻:事件の法則性に気づくが、拉致される「猫猫」

壬氏の真実を知ってしまった猫猫は、周囲にばれないように気をつけながら日々を過ごしていました。

物語は、一気に加速し始めます。ここまで宮中を騒がせてきた事件に関して、猫猫はひとつの法則性に気づきつつありました。そのとき、猫猫は拉致されてしまいます。そこで明かされる、すべての出来事が一本の線によってつながる種明かし。

壬氏は男というだけでなく、皇帝の弟たる皇弟だったのです。壬氏は猫猫を拉致した反逆者一族を討伐し、猫猫は無事に危機を脱しました。

第4巻はまさしく張り巡らされていた伏線が丹念に回収される巻であり、ここまでの既刊をすべて読み返したくなるポイントになる物語です。

5巻:「猫猫」にプロポーズをした「壬氏」

皇帝の子が新たに生まれ、正室も定まったことで、壬氏は宦官としてではなく、公に皇弟として政務に戻ることになりました。

しかし、猫猫は事情が重なって後宮にいられなくなったため、花街に戻っていました。花街で起きる騒動を解決していた猫猫は、皇弟たる壬氏の命令に従って、西都への旅に同行します。

実は、これは皇弟たる壬氏の花嫁探しも目的のひとつとした旅でした。様々な困難を乗り越えながらの珍道中を描いたこの巻のクライマックスは、壬氏から猫猫へのプロポーズになります。

6巻:「猫猫」の親族である羅一族の登場

猫猫と壬氏は、お互いの立場があり公にできないため、プロポーズの後も平然を装っていました。旅に同行する妃を陥れる醜聞が巻き起こるものの、猫猫たちの奮闘によって事件は落着します。

そして、次々に現れるのが、変人軍師たる羅漢も含めた羅一族の面々です。猫猫は軍師羅漢の縁者という触れ込みで、彼らとの交流に臨みますが、その中で壬氏への好意を自覚し始めます。

7巻:再度「猫猫」にプロポーズをした「壬氏」

猫猫は請われて試験を受け、医官付きの官女として仕えることになります。改めて宮仕えとなった猫猫の前には、相変わらず出てくるたびに何かを起こしていく変人軍師の羅漢や、新しく同僚となった個性豊かな女官たち。

そんな中、同僚のひとりが壬氏の臨時の侍女になったことで、猫猫のほのかな考え方や行動の変化が見られます。傍目には求婚を受けてなお壬氏のことを気にしていなかった猫猫ですが、壬氏のそばに別の少女がいる事実にもどかしさを覚えていました。

遠方より療養の名目でやってきた巫女が毒殺未遂に遭い、さらなる伏線が張られる中で、ついに最大の山場がやってきます。壬氏による猫猫への、「妻にする」という宣言でした。

8巻:皇位継承を放棄した「壬氏」

壬氏が事件の諸問題の処理に追われる中、変人軍師の羅漢が猫猫に大量の書物を送りつけてきます。書物の正体は碁の教本でした。この本の影響で、宮中で碁が大流行し、囲碁大会の開催まで決定します。これを機会として、多忙な壬氏は羅漢との対決の約束を取り付けました。

しかし、囲碁大会の最中に騒動が起き、対決はお流れに。壬氏は、それでも止まりません。これまで穏やかに流れていた川が氾濫を起こしたかのように、怒涛の展開へ突き進みます。

壬氏は、皇帝と皇后の目の前で自らの体に焼印を押し、皇位継承権の放棄、および猫猫以外と結婚する気がないことを宣言しました。

9巻:「猫猫」と「壬氏」の仲が急接近

ここまでの「薬屋のひとりごと」は、つれない猫猫とアプローチを繰り返す壬氏という構図がメインで、最近になって猫猫が自らのわずかな変化に気づくという形でした。

ただ、自ら大やけどを負いながら強烈な宣言をした壬氏に、事情を知る猫猫が手当てを続けながら、言いようのない感情を覚え始めます。猫猫は壬氏の治療のために養父に禁じられていた医学の指南を乞い、その中でさらに壬氏への想いを自覚していくことに。

そして、猫猫は壬氏や羅漢らとともに西都に向かう道中で、ひとつの小さくも大きな行動に出ます。猫猫から壬氏への、頬への軽い口づけです。壮大な片思いストーリーだった「薬屋のひとりごと」が、両想いに近づいた瞬間といえるでしょう。

まとめ

「薬屋のひとりごと」のネタバレ有りでのあらすじ解説をお届けしました。猫猫と壬氏以外にも魅力的なキャラクターたちが登場しますが、最後はやはりこの2人に集約されますね。

こうした魅力にあふれた「薬屋のひとりごと」を購読するなら、電子書籍がおすすめです。いつまでもきれいに品質が保たれますし、読みたいと思ったらすぐに取り出せるのが利点といえるでしょう。

「薬屋のひとりごと」は伏線の張り方に定評があるシリーズでもあるので、電子書籍だとさかのぼりやすい利点もあります。まとめてそろえて、この人気作の面白さに触れましょう。

こんな展開になるなんて、想像以上で驚いた。ふたりの楽しいやり取りも気になるし、読みたい気持ちが高まってきたよ!

ネタバレを知ったうえで読みたくなるのが、『薬屋のひとりごと』のすごいところだよね。何度も読み返したくなるから、ぜひ扱いやすい電子書籍で読もう!

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