大丈夫!いくつかの点に注意すれば問題なく売却を進められるよ。
そうなんだ。具体的な注意点を知りたいな!
本記事では、土地売却の不安を解消するために以下の5点を解説します。
- 土地を売る流れ
- 土地を売る方法2つ
- 土地を売る際にかかる費用
- 土地を売る際の注意点5つ
- 土地を高く売るコツ3つ
じっくりと読み進め、土地売却に関する疑問や不安を払拭してください。
土地を売る流れ
土地を売る流れは以下の通りです。
- 事前準備:必要書類や土地の情報収集を行う
- 査定:不動産会社に土地の査定額を出してもらう
- 媒介契約の締結:不動産会社と土地売却の契約を結ぶ
- 売却活動:土地の売却活動を行う
- 交渉:売買契約について、買い手と交渉を行う
- 売買契約の締結:土地の売買契約を結ぶ
- 決済・引き渡し:代金を支払ってもらい、土地を引き渡す
土地の売却は事前準備が大切です。
売却予定の方は、登記済権利証や固定資産税納税通知書を用意しておくとスムーズに売却を進められます。
土地を売る方法
土地を売る方法は、「古家付きで売る方法」と「更地で売る方法」の2つがあります。
古家付きで売ると、解体費用や手間がかからないメリットがある一方、使い勝手が悪く売却しづらいデメリットがあります。
一方で、更地は買い手が付きやすく高値で売れやすいメリットがある一方、固定資産税や解体費用が高くつくデメリットがあります。
それぞれのメリットとデメリットを比較して、売却方法を決定してください。
土地を売る際にかかる費用
土地を売る際は、主に以下の費用がかかります。
項目 | 内容 | 費用の目安 |
---|---|---|
仲介手数料 | 仲介してくれた不動産会社に支払う手数料 | 売買価格の3%+6万円(上限) |
繰り上げ返済手数料 | ローンの一括返済にかかる手数料 | 1万円~3万円前後 |
測量費用 | 土地の測量にかかる費用 | 30万円~80万円前後 |
解体費用 | 古家を解体し、更地にするための費用 | 100万円前後 |
抵当権抹消費用 | ローンの抵当権を抹消するための費用 | 1万円~2万円前後 |
譲渡所得税 | 土地の売却で得た利益にかかる税金 | 利益の15%~40%前後 |
印紙税 | 売買契約書に貼る印紙代(税金) | 1,000円~6万円前後 |
土地の状態によって、かかる費用は増減します。不動産会社に相談してみてください。
土地を売るときの注意点
土地を売る際は、以下の5ポイントに注意してください。
- 境界線のトラブルに注意
- 相続した土地は、相続登記が必要
- 名義人が複数いる場合は共有者全員の同意が必要
- 土地の売却はローンの完済が条件
- 土地の適正価格を知ることが大切
1点ずつ詳しく説明します。
境界線のトラブルに注意
土地を売る際は、隣地との境界線を明確にする必要があります。
隣地との境界線が記された「境界確定図」と「境界標」があるかチェックしましょう。
境界線がはっきりしていないと、土地の売却価格が決められませんし、売却後にトラブルが起こる可能性も高くなります。
トラブルを避けるためにも、専門家立ち合いのもとで必ず測量を実施してください。
相続した土地は、相続登記が必要
相続した土地を売却する場合、相続登記が必要になります。
民法177条で「不動産に関する物権の得喪及び変更は、不動産登記法その他の登記に関する法律の定めるところに従いその登記をしなければ、第三者に対抗することができない」と定められているからです。
自身が土地の所有者だと証明できない限り、土地を売却する権利がないということです。
売却を検討している方は、相続登記が済んでいるか確認してください。
名義人が複数いる場合は共有者全員の同意が必要
複数人で所有している土地を売る場合、土地の共有者全員の同意を得る必要があります。
自身の持ち分のみを売却することもできますが、持ち分のみを購入する買い手はほとんどいません。知らない誰かと土地を共有することになりますからね。
持ち分に応じて土地を分割した上で売却する方法もありますが、手続きに費用や手間がかかるためおすすめできません。
また、共有者全員の同意を得て売却する場合、売却で得た利益は持ち分に応じて分割される点も覚えておきましょう。
土地の売却はローンの完済が条件
土地の売却はローンの完済が条件です。
ローンを完済できないと土地の抵当権を外すことができないからです。
抵当権とはローンが返済できない場合に土地を担保する権利のことで、抵当権付きの土地を購入しようとする買い手はほとんどいません。
すでにローンを完済しているのか、あるいは売却したお金で完済できそうなのかを確かめてください。
土地の適正価格を知ることが大切
土地の売却は適正価格を知ったうえで行うことをおすすめします。
不動産会社の設定した売却価格が的外れだと、なかなか買い手が現れず、値下げを余儀なくされてしまうからです。
悪質な業者は媒介契約を結ぶためだけに高額な査定を出すことがあります。
適正価格を把握し、不動産会社の良し悪しを見分けられるようにしてください。
土地を高く売るコツ
土地を高く売るコツは次の3つです。
- 土地の見栄えをキレイにする
- 土地の強みを列挙する
- 査定は複数の不動産会社に依頼する
順番に詳細を説明します。
土地の見栄えをキレイにする
購入希望者が訪問に来る際は、土地をキレイに整えておくことをおすすめします。
雑草が生い茂っていたり、ゴミが散乱していたりすると印象が悪いです。値下げの交渉材料とされてしまう可能性もあります。
土地をより高く売りたいのであれば、土地の見栄えを綺麗に保つよう心掛けましょう。
土地の強みを列挙する
すぐに挙げられる強みが多いほど、土地は高く売れます。
例えば以下の要素が強みとして挙げられます。
- 駅の近さ
- 最寄り駅の交通の利便性
- 学校・病院の近さ
- 商業施設の近さ
- 市区ごとの支援制度…など
他の土地と差別化を図れる要素を書き出してみましょう。
査定は複数の不動産会社に依頼する
土地の査定は1社のみに依頼せず、複数の不動産会社に依頼しましょう。
1社のみに依頼すると査定額の目安が分からず、適正価格での売却を実現しづらいからです。
大体5社以上に査定を出すと査定額を比較しやすくなります。
とはいえ、たくさんの会社に査定依頼を出すのは面倒ですよね。
そこで活用できるのが不動産一括査定サイトです。
不動産一括査定サイトに土地の情報を入力すると、一度で複数の不動産会社に査定依頼を出せます。
すまいValueやHOME4Uなど、土地の査定が得意なサイトの利用をおすすめします。
まとめ
本記事の内容をまとめるとこのようになります。
- 土地の売却方法は、古家付きと更地の2つがある
- 土地の売却には、測量費用や譲渡所得税などさまざまな費用がかかる
- 土地を売る際は、境界線や名義人に関わるトラブルに注意する
- 土地を高く売るには、強みの列挙と見栄えの良さが重要
- 土地を売る際は、不動産一括査定サイトを活用すると良い
信頼できる不動産会社を見つけて、納得のいく売却を行ってください。
土地を高く売却するには信頼できるサイトを利用する必要があります。以下の記事ではおすすめの土地査定サイト11社を比較していますので、土地を高く売りたい方は参考にしてみてください。
土地を売りたいけど、いろいろと不安で何も進まないよ…。