家の査定で見られるポイント8つ!査定時の注意点も解説

家 査定 ポイント

家を査定してもらいたいけど、どこが見られるのか心配だな…。

査定時に見られるポイントは主に8つあるよ!紹介していくから、ぜひ参考にしてみてね。

ありがとう!

家を査定してもらう際は、どこが見られているのか気になりますよね。

本記事では、家の査定で見られるポイント8つと、査定時の注意点3つを紹介します

これから査定依頼をする方は、ぜひじっくりとお読みください。

家の査定で見られるポイント8つ!

家の査定で見られるポイントは、主に次の8つです。

  • 家の状況
  • 家の環境
  • 家内部の状態
  • 家外部の状態
  • 家の立地・周辺環境
  • 土地の状態
  • 家を建築した会社
  • 所有者や境界線について

1つずつ詳しく説明します。

家の状況

家の状況というのは、主に築年数や構造・間取りのことです。

築年数

築年数は家の査定時にまず見られるポイントです。築年数が古いほど建物としての資産価値は下がります

国土交通省は、築年数と査定額の関係を以下のように発表しています。

築年数査定額
0年100%
5年約75%
10年約45%
15年約22%
20年約17%

参考:中古住宅流通、リフォーム市場の現状

高値で売却したいのであれば、出来るだけ早く査定をしてもらいましょう。

構造

家の査定時は、建造物の構造もチェックされます。

  • 木造
  • 軽量鉄骨造
  • 重量鉄骨造
  • RC(鉄筋コンクリート)造
  • SRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造

また、耐震性や防火性なども査定額に影響を及ぼします。

間取り

誰でも住みやすい間取りの家は、査定で高評価をもらいやすいです。

生活動線や収納の充実度など、アピールできる点がないか探してみましょう。

家の環境

家の環境とは、日当たりや眺望・風通しのことです。

日当たり

日当たりの良さは、家の査定時に見られます。

日当たりが良い南向きの家は最も評価が高いです。次に好まれるのは東向きの家です。

また、近隣に日光を遮る高いビルや建物がないかもチェックされます。

眺望

家からの眺めが良いと、査定時にプラスの評価をされやすいです。

遠くまで見渡せるような高台の家は、眺望の良さが強みになります。

風通し

家を査定する際は、風通しの良さを見られます。

風通しが悪い家は湿気がたまりやすく、カビやダニのトラブルが発生しやすいからです。壁が結露し、断熱材や柱材を劣化させる可能性もあります。

窓の配置や大きさが、風通しを意識したものになっていれば高い評価を受けやすいでしょう

家内部の状態

家内部の状態が悪いと、査定額は下がってしまいます。

具体的には以下のような状態です。

  • シロアリ被害がある
  • 雨漏りをしている
  • 床が傾いている
  • トイレや風呂など、水回りが汚い
  • 冷暖房設備が古く、劣化している

反対に、最新設備が整っていたり、水回りが綺麗だったりすると、評価は上がりやすいです

アピールできる点があれば、積極的に伝えましょう。

家外部の状態

査定時には家の外装をチェックされます。

具体的には、屋根や外壁が破損していないか・塗装が剥がれていないかなどです。

また、屋根や外壁にコケやカビが生えていると、ずさんな印象を与えてしまうでしょう。

わざわざリフォームをする必要はありませんが、最低限の清掃は行っておくことをおすすめします

家の立地・周辺環境

家の立地や周辺環境が良いと、査定時にプラスの評価を得やすいです。

例えば、以下の条件は強みとしてアピールすべきです。

  • 駅が近い
  • 最寄り駅の交通の利便性が良い
  • 学校・病院が近い
  • 商業施設・公園が近い
  • 市区ごとの支援制度が充実している

対象の施設が家から10分以内に位置していれば「近い」と言えます

土地の状態

面積が広く、正方形に近い形状の土地は高く売れやすいです

広く整った土地は、活用方法が多岐にわたるからです。

反対に、狭くいびつな形の土地は、家を再建設する際に活用しづらいため、査定額が下がります。

家を建築した会社

家の査定時に、建築会社を確認されることも少なくありません。

名の知れた会社の方が、信頼度や補償制度の面で販売しやすいからです。

建築会社の信頼性がすべてというわけではありませんが、無名で悪評高い建築会社よりは良い査定を受けやすくなるでしょう。

所有者や境界線について

所有者と境界線を明示できないと、家は売却できません。

所有者

査定時には、家の所有者と売却予定者が一致しているかどうかを確認されます。

民法177条で「不動産に関する物権の得喪及び変更は、不動産登記法その他の登記に関する法律の定めるところに従いその登記をしなければ、第三者に対抗することができない」と定められており、所有者以外は家を売る権利がないからです。

相続した家を売却する予定の方は、必ず相続登記を済ませておいてください。

境界線

家を売る際は、隣地との境界線が記された「境界確定図」と「境界標」がチェックされます。

境界線がはっきりしていないと、正確な売却価格が決められず、買い手がつきづらくなるからです。売却後のトラブル発生率も高くなってしまいます。

「境界確定図」と「境界標」が手元にない方は、専門家立ち合いのもとで測量を実施してください。

家の査定時の注意点

家の査定時は、以下の3ポイントに注意してください。

  • シロアリや雨漏りなどの不具合は報告する
  • 査定前はリフォームをしない
  • 家の査定は複数の不動産会社に依頼する

順番に詳しく解説します。

シロアリや雨漏りなどの不具合は報告する

シロアリや雨漏りなどの不具合を報告せずに引き渡すと、瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)に問われます

瑕疵担保責任とは

家を引き渡した後に、契約時に明らかでなかった不具合や欠陥が見つかった場合に、売主が買主に対して負う責任のこと。賠償金の支払い義務が生じたり、契約を取り消されたりする可能性があります。

シロアリや雨漏りなどの不具合がある場合は、必ず不動産会社に報告してください。

今は不具合がない方でも、過去に修繕経験がある場合は、その報告を忘れてはいけません。

査定前はリフォームをしない

家の査定を行う前は、リフォームをしないようにしましょう。

リフォームにかけた費用が、そのまま査定額に影響するとは限らないからです。

査定額を上げたいのであれば、リフォームではなく修繕工事を行いましょう。故障した箇所を直せば、査定額が上がりやすくなります。

もしリフォームをしたいのであれば、査定時に指定された箇所のみに実施することをおすすめします。

家の査定は複数の不動産会社に依頼する

家の査定は複数の不動産会社に依頼しましょう。

不動産会社ごとに査定方法が異なるため、算出される査定額も変わるからです。

複数の不動産会社に依頼することで、大体の相場を掴めるようになるでしょう。

また、不動産会社の中には、不適当な査定額を提示する悪質な業者もいます。高すぎる価格で家を売却すると、売れ残ったまま築年数が古くなり、価値が落ちて値下げするハメになってしまいます

家の相場を的確に把握し、最も良い条件で売るためには、複数社への依頼が欠かせません。

3~5社以上に相談し、納得のいく不動産会社で家の売却を進めてください

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まとめ

家の査定で見られるポイントを改めてまとめます。

  • 家の状況
  • 家の環境
  • 家内部の状態
  • 家外部の状態
  • 家の立地・周辺環境
  • 土地の状態
  • 家を建築した会社
  • 所有者や境界線について

アピールできる点は担当者にしっかりと伝えることが重要です。強みを見つけ、事前にまとめておくことをおすすめします。

また、清掃や修繕を行うことで査定の評価が上がることもあります。気になる部分があれば、綺麗に整えておきましょう。

最後に、家は築年数が古くなるほど価値が下がってしまいます。高く売りたいのであれば、早めに査定を申し込むのが一番です。

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